はじめましてと目次<EXO妄想BL小説>

2022.04.08 04:12|TOP

はじめまして、「虹を求めて」にお越しいただき、ありがとうございます。

当ブログの管理人「みむ子」と申します。

どうぞよろしくお願いします。

現在こちらでは<EXO妄想BL小説>を扱っております。


少しわたしのことを記しておきたいと思います。

わたしは東方神起、EXO、のファンです。

ビギストでありEXO-Lでもあります。

しかしその他のSMファミリーも好きです。

他事務所でも好きなボーイズグループもガールズグループも、あります。

i KONやBTSやTWICEがたまにつぶやき記事に登場したりします。

それぞれのグループで、「この子推し!」という子がいます。

しかし今、EXOでは、それを決めかねています。(笑)

(ちなみに前は誰をおいてもセフンたん!だったんですが、そのあとベクちゃんが急上昇し、今ではD・Oもじわじわ来てます(笑))

でも他のグループは決まっています。

(ちなみに書けば、i KONはジナン、BTSはジミンちゃん、TWICEではサナとダヒョン、あっ、レッベルのスルギもかなり好きです!)

とかなりあちこちに気があります。

そんなわたしですが、どうぞよろしくお願いします。





そして、お話が多くなってきたので、簡単なあらすじを含めた目次を作成してみました。

初めてお越しになった方は、こちらを利用していただけると便利かと思います。

(↓タイトルをクリックしていただけると第1話に飛びます。2017.09.20現在のものです。)

EXO・BL小説パラレルNO・1
金色の雨が降る=幼馴染のセフン×ミンソク(シウミン)。セフン高校生1年生。ミンソク大学2年生。恋人同士になるまで。完結しています。

EXO・BL小説パラレルNO・2
小さな世界=高校生のベッキョンとミンソクはバイト仲間。それぞれの恋愛模様を描いています。ベッキョン→チャニョル、ミンソク←セフンです。しかしそうなるまでにはいろいろとあります。完結しています。

こんな運命=小さな世界に登場したベッキョンの中学時代の先輩ギョンスのお話。ギョンス×ジュンミョン、ジュンミョン×ギョンス、リバありです。完結しています。

おいつきたくて=小さな世界で恋人になったベッキョンとチャニョルの初デートの様子です。ベッキョンサイドのお話でベッキョンがかなりぐるぐるしています。完結しています。

わかってない=小さな世界のチャニョル×ベッキョンが恋人になって初めての夏のお話。(といっても夏はあまり関係ありません)チャニョル語りでおいつきたくてのアンサーストーリーのようなものです。完結しています。

そつたくどうじ=おいつきたくてのチャニョル×ベッキョン。おいつきたくての最終話から、そのまま続いています。ベッキョンが少しだけコンプレックスを克服します。ベッキョンとチャニョルの視点が入れ替わります。完結しています。

EXO・BL小説パラレルNO・3
「正×20=100」になったら=高校生のセフン×ミンソク(シウミン)。セフン高校1年生、ミンソク高校3年生。オールメンバー登場予定の一話完結シリーズを予定。(現在更新停滞中)

EXO・BL小説リアルNO・1
フワフワとミルク=リアル設定のセフン×ベッキョン。出会いから恋人になるまで。リアルの時間軸をベースに進んでいます。完結しています。

君に捧ぐ=フワフワとミルクに登場のギョンスのお話。ちょっと難解ギョンスです。完結しています。

はがゆい君=君に捧ぐの続編、チャニョル×ギョンス。ちょっとヘタレなチャニョルと難解ギョンスです。完結しています。

君のすべてを=はがゆい君の続編。チャニョルサイドで「2人の初夜」まで。完結しています。

EXO・BL小説リアルNO・2
僕は未来人=セフンが未来人設定。お遊び的なお話です。セフン×シウミン。(現在更新停滞中)

EXO・BL小説リアル短編(単発もの)
月よ星よ=リアル設定のセフン×シウミン。前後編です。
嘘もいつかは恋になる=リアル設定のセフン×D・O。一話完結です。
ふくらむ・はじける=リアル設定のベッキョン×D・O。一話完結です。
攻防戦=リアル設定のレイ×スホ。リクエスト企画にお応えした一話完結です。

EXO・BL小説リアル短編(シリーズもの)
☆2017a-nation出演記念短編シリーズ(a-nation出演時、2人×4種類の衣装で登場したEXOを見て、同じ衣装を着ている2人をカップリングにして書いたものです。そしてEXO企画参加に伴い、企画誘導目的もありました。企画詳細←クリックすると企画詳細の記事に飛びます)
Don't go=リアル設定のベッキョン×スホ。これから始まるであろう2人の一話完結です。
Drop that=リアル設定のシウミンとチェン。セフン×シウミン・カイ×チェン。2つのカップルの受け側の2人の一話完結です。
Lotto=リアル設定のセフンとカイ。Drop thatとは逆の攻め側2人の一話完結です。
Coming over=リアル設定のチャニョル×D・O。別れの危機を乗り越える2人の一話完結です。


では、長々とお付き合い下さりありがとうございました。

そしてこれから、どうぞよろしくお願いします。



みむ子





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【EXO-CBX MAGICAL CIRCUS TOUR記念】めざせ! THE GREATEST SHOWMAN!=12

2018.06.19 09:00|めざせ! THE GREATEST SHOWMAN!

あんなふうになりたいと弟たちが憧れた人たちだった。そんな人としたキスを思い出していたシウミンだったが、現実世界に意識を戻してみれば、自分の話しを聞いていたベッキョンとチェンが、その顔を真顔にし怒っていた。

「兄さん、好きになっちゃダメだよ!」
「兄さん、弄ばれたんだよ!」

そんなふうに鼻息荒く本気で怒っている弟たちにシウミンは苦笑いだった。

「わかってるよ。あの「東方神起」のユノさんが俺なんか好きになるわけ…」
「もう!兄さんはわかってない!」
「兄さん!どれだけの人に狙われてたか!」
「「俺たちが兄さんを守ってたんだよ!」」

おいおい、何のことだ?とシウミンは思う。それがわかったのか、ベッキョンとチェンは少しばかり居た堪れない思いも持ちながら互いの顔を見合わせ、そして一度頷くと話し始めた。

「兄さんは、あまり、その…恋とかに興味がないのかと思ってて…」
「でも!兄さんをそういう目で見てる奴はたくさんいて…」
「シウォンさんもそうだし、少し前までいたヒチョルさんも…」
「それに!新しく入って来たマークも兄さんをそういう目で見てるんだよ!」

正直、まったくそんなことにシウミンは気づいていなかった。(それもそのはずシウミンの頭の中は常にギャ…以下略)

「そんな奴らから守る為に威嚇し続けていたのに!」
「まさか呆気なく兄さんのファーストキスを奪われるとは!」

本当に兄思いの弟たちだなと思う反面、ちょっと余計なお世話だなとも思ったりして、やはりシウミンは苦笑いを浮かべるしかなかった。
しかもファーストキスとか。間違いではないけれど、それが当然のように言われるのもまた、ユノとキスした以上に恥ずかしいと思ったりもしてしまう。

「でも、別に、誰が俺を好きでもよくない?俺も少しは恋愛したぃ…」
「ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!絶対ダメ~!兄さんには幸せになってほしいんだよ!」
「だからおねぇ言葉の変な大男(シウォン)とか、やたら綺麗な顔したナルシスト(ヒチョル)とか、金持ってない年下の顔だけ可愛い奴(マーク)とか、下心だけでキスしちゃう一流ショーマン(ユノ)とか」
「「そういう奴らは絶対ダメなの!」」

―――ああ、可愛い弟たちよ、それならば俺にはどんな相手ならいいというのだ…

大きく溜息を吐き出したシウミンは、心の中でそう呟く。そしてその言葉を苦笑いを浮かべたまま弟たちに向けた。
すると2人の弟はまたしても顔を見合わせ一度頷くと声を揃えた。

「「兄さんから好きになった人!」」
「兄さんは優しいから好きでもない人からでも言い寄られたら流されちゃうと思うんだ。」
「それにそんな人たちにも一途に尽くしちゃうとも思うんだ。」
「「だから!」」
「兄さんから好きになった人なら」
「おねぇ言葉の大男でも、ナルシストでも、可愛いだけの奴でも、一流のショーマンでも」
「「俺たちは応援する!」」

もしかしたらその中に好きになれる人がいるかもしれなかったじゃないか、と思ったりもする。まぁ、弟たちのいうように言い寄られれば、その気になってしまうかもしれないというのも、勿論否めないのだが。

というよりなにより、俺の恋愛の相手は男限定なのか?とシウミンは、そこが一番引っかかるのだった。



~続く~


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【EXO-CBX MAGICAL CIRCUS TOUR記念】めざせ!THE GREATEST SHOWMAN!=11

2018.06.18 09:00|めざせ! THE GREATEST SHOWMAN!

3人の中で一番年上といっても、見た目にはあまりその差は感じない。それどころか引っ込み思案なところもあることから、それこそ末っ子に思われることもある。
しかも色恋といったことに関しては、これまでまったくといって興味を示したことがない。ベッキョンやチェンが特別ショーに招待された外国の雑技団の可愛い女の子や綺麗な女性客に興味津々だったりしていても、シウミンはどこ吹く風だったりしていたのだ。(というのも、シウミンの頭の中は常にギャラ問題でいっぱいだったからである!)

それなのに!

「ちょ、ちょっと兄さん?!」
「いつの間に?!」
「「だから!誰と?」」

一番奥手で色恋から遠いと思っていた兄が自分たちの知らないところでそんなことをしたなんて、とベッキョンとチェンは身を乗り出しシウミンを問い質す。けれどそこに責める気持ちはない。むしろ興味が絶大だ。それがわかるからシウミンもまた、答えづらくもある。
しかし答えないわけにはいかず、漸く膝から顔を少しだけ上げると、もぞもぞと答えた。

「…東方神起のユノさん…」

その答えに、やいのやいの五月蠅かったベッキョンとチェンの口が動きを止めた。そしてぱちぱちと数回瞼を瞬かせたあと、最大級の叫びを上げた。

「「えええええええええ~~~~~~~~~!」」


弟たちの驚きの叫びを聞きながらシウミンはユノとのキスを思い出していた。
正直シウミンも「ええええ~~~~!」という驚きしかなかった。そのキスの理由もよくわからなかった。だからただシウミンはユノの上下の厚みが違う唇を受け止めるしかなかった。それがどのくらいの時間だったかは、今になってみてもわからない。

けれど漸く唇が離れ遠ざかっていく顔を見ていると、瞼をゆっくりと開け微笑むユノの顔があり、シウミンはとても恥ずかしくなった。だから顔を俯けてしまったのだが、再び顎をユノの指先で掬われ顔を上向かされ、じっと見つめられた。
その視線に耐えられなくなり、シウミンは自分が口を開くしかなかった。

「…お、俺のこと好きなんですか?」

天下の「東方神起」のユノに何を聞いているんだ、とシウミンは思ったが、他に何を話し何を聞いていいかがわからなかった。
だから出た問いなのだが、目の前のユノはふっと笑うと簡単に応えた。

「うん、好きだよ。」

その好きが恋い焦がれる好きではないということはシウミンにはわかっていた。いくら色恋に疎くても、そこまで鈍感ではない。こんなに出会って間もなくて、一目惚れをしてもらえるような要素も1ミリもなかったのだから。
とはいえ、キスをしてしまった事実は変わりないわけで、どこかシウミンは恥ずかしさを拭えない。だからキスをしている間は閉じれなかった瞼をぎゅっと強く瞑って、ユノを視界から消した。すると顎を持っていたユノの指先が離れたのを感じた。シウミンはばっと瞼を開け、窺うようにユノを見上げた。

「じゃあ、またね。」

すると目の前のユノは笑顔でそう言うと、優雅な身のこなしで踵を返し去って行った。なんだかよくわからなかったが、その後ろ姿が完全に見えなくなると、シウミンは安堵からかその場で腰を抜かした。




~続く~


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【EXO-CBX MAGICAL CIRCUS TOUR記念】めざせ!THE GREATEST SHOWMAN!=10

2018.06.15 09:00|めざせ! THE GREATEST SHOWMAN!

生活スペースとなっている小さなテントの中に、3人が一緒に眠る大きなベッドが置かれている。そのベッドの上で3人は向き合っていた。

「チェン!リッチマンスホとディオさんのことってなんだよ?俺がパオとガオのところに行ってる間に何かあったのか?」

シウミンが口にしたことは少々デリケートな問題なので、ベッキョンはまずチェンが言ったことに反応を示した。
するとチェンは元々下がり気味の眉をさらに下げると、少し言いづらそうに口を開いた。

「なんだか俺、不必要なモテ期に入ったらしい。」

まるで聞いたことの答えになっていないチェンの答えに、ベッキョンは勿論シウミンも首を傾げた。
それもそうだろう。まさかあの2人からチェンに対して下心があるという発言をされたなど、ベッキョンとシウミンは想像すらできないはずだ。

「だから!分かり易く話せって!」

だから可愛く小首を傾げていたが、どうやってもその答えに辿り着くことはできず、ベッキョンは痺れを切らしたように言い放った。
そんなベッキョンをシウミンは「まぁまぁ」と取り成したけれど、やはり「で、なんなんだ?」とチェンに聞いた。

「だから!」

これまで色恋沙汰にはとんと縁のなかった3人。それがやっと、と思いきや、まさかの相手が男とか、チェンはがっくりくるしかなかったのだ。
しかも隠しておくこともできず、だからといってそれをここでシウミンとベッキョンに言わなければいけないのは、「なんて事だ!」と叫びたいくらいだった。

それでもチェンは意を決し、自分が見たまま聞いたままのことを2人に話した。

「ディ、ディオさんとリ、リッチマンスホ、2人に言い寄られた~?」

実際は言い寄られてなどいない。下心があると言いながら、まるでその相手のチェンは無視して、別の意味で2人の世界だった。だから余計にチェンとしては複雑なのだ。
そして結局、対峙する2人をその場に残し、チェンはそっと逃げてこられたのだから。

「…言い寄られ…てはいない。ただ下心が云々っていう話しを、あの2人がしてただけで…。」

だからといって、あの2人のうちのどちらかと、というのも考えられない。だからもうこの話もいいかと思うのだが、気がつくと隣にいるシウミンが、どうにも怪しい動きをしている。

「兄さん?どうかした?」

体育座りをし抱えた膝の間に顔をぐりぐりと押し付け、何かを小さく呟いているシウミンに、チェンはそう声を掛けた。するとそれまでただ驚いていただけだったベッキョンもシウミンを見た。そして両隣にいる弟たちはシウミンの耳が真っ赤なのに気づく。

「「兄さん?どうしたの?耳が真っ赤だよ!」」

やはり本当の兄弟以上の…以下略

弟たちの綺麗なユニゾンにシウミンは膝から顔を上げた。するとそこに現れた顔も耳同様に真っ赤だった。
そして2人の弟の顔を交互に見ると、再び顔を膝に隠しながらぼそりと呟いた。

「…俺…キス…しちゃった…」

一番色恋から遠いかもと思っていた兄からの言葉に、弟2人は一瞬目をぱちくりとさせた。そしてシウミンの言った言葉を理解し、一度ゴクリと唾を飲み込むと、その場面を想像してしまった。しかし正直、その相手がまったく想像できなかった。

「「ええ~!兄さん?誰と?」」

だからこの問いは御尤で、けれどどう答えていいのかわからずシウミンは、膝から顔を上げることができなかった。




~続く~


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【614ChanBaekDay】ただのお話です


6月14日に日付が変わると同時に「さて、今日は何の日でしょう?」というメッセージが、メンバー全員が参加するトークルームにチャニョルから届いた。
俺はそのメッセージを読むや否やスマホをベッドに放り投げた。

「あいつ、バカなの?」

そしてそう思ったのは俺だけではなかったようで、チャニョルの問いかけに答える者は皆無だった。
しかしそれに黙っているようなチャニョルではない。5分と待たずに次から次へとカカオのメッセージが浮かぶ。

そこに記してあるメッセージは見なくてもわかるような気がする。だから恐ろしくて実際見ることはできない。
それでも鳴り止まないカカオの通知音に、仕方なくベッドに放られたスマホを取り上げた。

するとそこは予想に反しメンバーのトークルームではなく、俺個人のトークルームへのメッセージだった。
それでもなんとなく予想がついたので、小さく溜息を吐きながらそれを開いた。

けれどそこには、またしても予想に反した言葉が並んでいた。

また今年も一緒にこの日を迎えられて嬉しいです
いつも一緒にいてくれてありがとう
これからもよろしく
6月14日=614=ベクと隣同士で並べている、というふうに思わせてくれる日
毎年この日が来ると、その思いを強くします
そしてまた来年、この日を迎えられるように頑張ろうと思います
ベクの誕生日も勿論、とっても大切だけど、今日も俺にとっては大切な日です





永遠に続くのではないかと思うほど、次から次へと送られてくるメッセージに、さすがになんだかむず痒い思いがしてきて、俺は堪らずチャニョルへ電話を掛けた。

「もうわかったよ!」

開口一番そう叫ぶと、電話の向こうのチャニョルは、「てへ」と笑った。
そしてチャニョルの周りが少しざわついていることに気づき、ああそういえばとあることを思い出した。

「っていうかお前、今海外じゃん。」

海外でのスケジュールまで把握はしてなくて、当然今チャニョルがいるところが何時かなんてわからなかった。
それなのにこいつときたら、韓国で日付が変わるタイミングをきっと狙って待っていたんだと思った。

「お前、ちゃんと仕事しろよ。」

だからこれは本音で、そして少しだけ照れ隠し。

「ちゃんと仕事してるよ。来年の今日をちゃんと無事迎えたいから。仕事はちゃんとする。」

ああ、こいつは本当に。こういうことをさらっと言ってのけてしまうんだ。そして俺は今、これが電話でよかったと思っている。何故ならきっと俺の顔は、少し赤いだろうから。
そしてそんな俺は、もう言葉に詰まり、その後を続けられなかった。

「あっ、呼ばれた!行くね!」

暫くの沈黙のあと、チャニョルがそう言った。俺は小さく「おお」と言うだけしかできなかった。

「じゃあね、ベク。ベクも仕事頑張って。」

そしてチャニョルはその言葉を最後に通話を切った。
さっきはスマホをベッドに放ったが、今度は自分の体を投げ出した。

6月14日、「614」という並びから、ペンたちの間で「チャンベクデー」と呼ばれている。
女性のアイドルやタレントと熱愛されるくらいなら、グループの同性メンバー同士でイチャイチャモチャモチャしていてほしい、というペンたちの熱望により作り出される記念日である。
だからこちら側、つまり記念日の対象にされている当の本人の俺たちは、本来知らない、知らなくていい記念日でもある。
だがあの若干SNS依存症でもあるあいつは、そういうことに敏く、ここ数年一人で騒いでいる。

ただし「6月14日チャンベクデー」限定で。

それが去年までは俺たちの間だけでだったのに、何故今年は1発目のメッセージがグループのトークルームだったのだろうか。
そこに引っ掛かりを持った時だった。再びカカオの通知音が響く。

するとチャニョルからの慌てた様子のトーク内容が。

どうしよう!
1発目のメッセージ
メンバーのトークルームだった!

おい、今さらかよ!これはただの俺のツッコミだ。返信はしていない。

なんで間違えちゃったんだろう、俺?
みんな、もう寝てるかな?
送り先間違えたで通じるかな?
どうしよう…

はぁ、手のかかる奴。俺たちがペンのドリームを叶え、本当に付き合っているのはメンバーにも内緒だ。だからこれだけ慌てているのだ。
俺は大きく息を吐き出し、少し考える。そしてグループのトークルームを開き、そこに文字を打ち込み送信した。

6・14=61・4世界チャンベクデー♥
みんなからのプレゼント受け付けてます♪
ちなみに俺にだけでOK~(^o^)丿

名付けて『木を隠すなら森の中』作戦。いや、『灯台下暗し』作戦か?
とにかく俺がこう言ってしまえば、もう他の奴は下手な詮索はしない、はず。

そして俺が送信したら、何故か他のメンバーからもトークが届く。

<長兄>おお、なるほど!チャンベクデーね!
<チェン>世界献血デーとか!真面目に調べちゃったじゃんか!
<マンネ>普通に考えてキスデーでしょ?
<D・O>なんだよ、お前たちグルか?
<リーダー>じゃあ、俺とベクだったら1月4日か?
<カイ>ご結婚おめでとうございます

最後のカイからのトークは、ちょっと笑えなかったけど、これでたぶん大丈夫。安心しろチャニョル。俺はそう思いながら、重たくなってきた瞼を閉じた。

裏トークルーム(チャニョルの1発目のトークが飛んできてすぐにマンネによって6人のトークルームが作成される)

<マンネ>ヒョンたち!これはシカトした方がいいやつです!気を付けてください!(チャニョルからの八つ当たりが来るのがこの人。だけどその千倍くらいで返すのもこの人。)
<チェン>ああ、まだ内緒なんだっけ?(ベッキョンからの八つ当たり担当はこの人。)
<長兄>内緒にしているつもりでもバレバレで、それを俺たちが気づいていませんよ、っていうことだろ?(きちんと確認しないと気が済まない人。)
<D・O>めんどくさい奴ら…(本当にどうでもいいと思ってる人。)
<リーダー>誰が決めた記念日だ?(実はなにも気づいていない人。)
<カイ>正直、興味なし(だけど悪戯はしたい人。)

ベッキョンの努力は、メンバーみなの努力でもある。
そして一番能天気は、爆弾投下したチャニョルである。

<ハッピーウィルス>みんな、ありがとう!

最後に、そんなトークを発信しているのだから。
そして翌日、ベッキョンにこっぴどく怒られるのであった。

チャンチャン!




~終わり~


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やまなし、おちなし、いみなし…
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Author:みむ子
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