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【EXO-CBX MAGICAL CIRCUS TOUR記念】めざせ!THE GREATEST SHOWMAN!=6

2018.06.11 09:00|めざせ! THE GREATEST SHOWMAN!

さすが団長イ・スマンの行動は早かった。
歌を歌いたいと言いに行った翌日には、団員たちにここを売るということが言い渡され、しかも買い手まで見つけていた。

「この国一番の娯楽施設だけありますね。これなら買い取るだけの価値はある。」

<マジカルサーカス団>にやって来たびしっとしたスーツを着込んだ若い男は、気取った言葉遣いでそう言うとサーカステントの中を見て回っていた。
イ・スマンはその男とその男の部下のような大男を引き連れていて、チェンベクシの3人は、その後ろを着いて歩く。

「なんで俺達まで一緒に着いて回らなきゃいけないんだよ?」
「しょうがないだろう?団長の言い付けなんだから。」
「…ああ、やっぱり俺が歌を歌うとか…無理かも…」

思いの外、話しの進みが早いこと、それに大きな話しになっていっていることで、ここに来てシウミンは尻込みをしている。
しかしそんなシウミンをベッキョンとチェンは、もう相手にはしていられなかった。
既に動き出してしまったのだ。もう後戻りはできないのだ。

「しかしこの人、若いのに凄いオーラだな?」
「なんでも凄い金持ちらしいぞ。」
「…やっぱり俺…無理…」

ベッキョンとチェンは勿論、誰もシウミンの言葉は聞いていない。

「あれはリッチマンスホだ。」
「へーリッチマンスホっていうんだ。」
「金持ちだからリッチマンって…ぷ…」
「…無理…」

もはやシウミンの言葉は誰も聞いていないが、3人で話していたはずの会話になんだか違和感を感じたベッキョンとチェン。
隣り合ってイ・スマンとリッチマンスホの後ろを歩いていたが、互いの顔を見合わせた。

「「………」」

そしてシウミンがいるはずの後ろを向くと、そこにはいつの間にかシウミンではない人間がいた。

「「うわ!」」

驚く2人だったが、その人には見覚えがあった。「東方神起」のチャンミンにタオルと水を差し出してくれた人だ。
それに気づいた2人は頭を下げ、あの時届かなかった言葉をもう一度言った。

「「あ、あの時はありがとうございました。」」
「もしかして、リッチマンスホの御付の方ですか?」
「違うだろ!あの時はまだここ売るって話しは出てなかったから。」
「ああ、そうか。」
「「で、あなたは誰ですか?」」

ベッキョンとチェンのちょっとしたコントのようなやり取りと見事なユニゾンに、その人は何一つ表情を変えず答えた。

「ディオ」
「「………」」

ベッキョンとチェンはきょとんとした。そして唇だけを「ディ・オ」と動かして、2人して小首を傾げた。
そんな2人を見て、ディオはその表情を変えることなく心で呟く。

―――やっぱり…可愛い…

そしてディオが心の中でにやけていることなどわかるはずもない2人は、何度か唇だけを動かし「ディオ、ディオ」と呟くと、漸く点と点が結びついた。

「「えええええええ~~~~~~~ディオって!ディオって!ピエロのディオさん!?」」

またしても素晴らしいユニゾンがサーカステントの中に木霊した。



~続く~


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