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【EXO-CBX MAGICAL CIRCUS TOUR記念】めざせ!THE GREATEST SHOWMAN!=38

2018.07.23 09:00|めざせ! THE GREATEST SHOWMAN!

さてさてどうしたものか、とチェンは眉間に皺を寄せ、顎を軽く掴むような仕草で歩いていた。
たぶんだが自分たちのテントにいるベッキョンとチャニョルは今頃いちゃいちゃしているだろうし、シウミンとセフンも手を繋いでどこかに行ってしまった。

―――今夜の御前公演は?俺たちのデビューステージはどうなるんだ?

そう思いながら難しい顔をするチェンの後ろを大きな体でびくびくするタオ王子が付いて歩いていることに、チェンは気づいていない。

「ねぇ、どこ行くの?」

だからそんなタオ王子の声でチェンははっとし後ろを振り返った。そしてそのタオ王子の姿を認めると一度大きく頭を左右に振った。

「一度団長室に戻りましょう。王様ももうすぐ到着するでしょうから。」

眉間の皺を伸ばし無理やりのように口角をぐっと上げたチェンがそう言うと、タオ王子は安心したように少し笑った。
そして2人は並んで歩き団長室を目指す。するともう少しで団長室であるテントに着くというところでリッチマンスホが仁王立ちで腕を組み待ち構えていた。

―――うげ!リッチマンスホ!なんか相手にするの面倒なんだけど…

チェンは辟易した気持ちだったが、彼から援助を受けているのもまた事実なので、ここは笑顔、と思った瞬間。

「スホ!」

チェンの隣にいたタオが大きな声でスホを呼び、そのスホに向かって駆け出した。
さらにスホの前に着いたと思ったら、その小さな体をぎゅっと抱きしめ、それだけでは飽き足らずスホを抱え上げその場でぐるぐると回転しだしたのだ。

―――うわ!あんなにぐるぐるされたら酔いそう…

見ているだけでも目が回りそうだなとチェンが思っていると、たまらずと言ったようにスホが声を上げた。

「ちょ、ちょ、ちょ、タオ!やめろ!目が回る!目が回るっって~!」

さすがのリッチマンも人間風車には耐えられないようだ。大きな声で抗議ですると、自分の体を拘束するタオの腕をばしばしと叩いた。
しかしそれに怯むようなタオ王子ではない。キャッキャッキャッキャッ言いながら、スホの体をぐるぐる回し続ける。
そしてスホもまた、タオの腕をばしばしと叩き続けている。

「タオ!本当にやめろって!」
「タオね、お城から逃げるのやめた!だからスホ!」

そこまで言ったタオ王子はピタリと回転を止めると、スホの体も地上に着地させた。けれどずっと回転させられていたスホは上手く立つことができず、その体はぐらりと揺れ足元に崩れ落ち尻餅をついた。
そのスホの足元にタオ王子は跪き、その手を取るとその甲に口づけを落とした。

―――な、なに?さっきまでのびくびく王子はどこ行ったの?本物の王子様みたいじゃん!←本物の王子です(笑)

そんなタオ王子の一連の行動にチェンは目を剥いた。そして、見てはいけない、自分はここにいてはいけないんじゃないかと思いながらも、もうそこから動くことはできず、ただ息を潜めて「僕は透明人間です」と言わんばかりに気配を消し、2人の行く末を見つめるしかなかった。

「僕、お城から逃げるのやめた!だからスホ!僕と一緒にお城行こう!お姫様にしてあげるから!」

やっぱり王子という生き物は、どこかぶっ飛んでいるんだなとチェンは思うと同時に、今まさに王子様と一緒にいるシウミンとベッキョンにも思いを馳せた。

―――兄さんはまだしもベッキョンがお姫様とか…笑える!

しかしチェンの思いもどこかずれたものだった。



~続く~


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