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愛をする人・愛をされる人=34(セフン×シウミン)

2018.10.24 09:00|愛をする人・愛をされる人

え、そんなことで、とミンソクは思ったが、割かしセフンは小さいことを気にするタイプだった。しかもやたらとミンソクの周りには気を遣っている節がある。確かに同性同士の恋愛だから、そうしてくれると有難い側面もあるのだが。
「本当に?それだけ?」
けれど本当にそれだけなのだろうかとも思う。突然ミンソクの大学にまで来るなんて、そもそもその理由はなんなのかもわからない。
「なんか喧嘩したっていうわりにはチャニョリヒョンを気にしてるベッキョン先輩見てたら、なんか凄くミンソクに会いたくなっちゃって…。それにほら今朝さ、やたらミンソク、俺昨日なに言ったの?って聞いてきたじゃん?それ気になってるかも、とかも思って…。」
するとそんなミンソクの心を読んだかのような言葉がセフンの口から零れてきた。つい今しがたまではしゅんと小さくなっていたはずの体がミンソクに近づくように前屈みになり、両肘をテーブルに付けて指先を組み、そこに顎を乗せながら。その顔はまさにその朝の時のように、少し悪戯っ子のような顔だった。
その表情に嘘はないのではとミンソクは思い、ほっと安心し笑顔を返した。


目の前で安心したように表情を変えたミンソクを見て、セフンもほっと心の中で安堵した。
やはりこうして向き合えば好きだと思うし、別れたいなどこれぽっちも考えられない。そして笑顔を見れば、いつでもいつまでも笑っていてほしいとも思う。
「たぶん今頃もう仲直りしてるよ、あの2人。」
安心したような笑顔でミンソクもテーブルに片肘をつくと、顎を掌に乗せてそう言った。一瞬セフンの脳裏にベッキョンの痛々しい手首が過る。なにも知らないミンソクの笑顔に心が切なくなる。しかしなにも言えない、言ってはいけないとセフンは思った。
だからミンソクの言葉にセフンはただ笑顔だけを返した。今はなにを言っても上手く伝わりそうにはなかったから。だからセフンはミンソクを安心させるように、ただ笑った。
もうセフンの中にベッキョンを思う気持ちはなかった。あの思いは、あの一瞬に芽生え、そして燃え上がり、そのまま燃え尽きたのだ。跡形もなく。



~続く~


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