こんな運命=15(D・O=ギョンス)

2017.06.27 09:00|こんな運命(ギョンス)

昔から馬鹿がつくほど真面目で真っ直ぐな奴だった。それこそ不器用なほどに。
それが分かっていながら、あのような誓いを立てたことを今さらながらにギョンスは後悔した。
ジュンミョンがベッキョンのことを好きだと勘違いしていた。まさかその思いが自分に向いていたとは思いもしなかった。
だがその勘違いや思い違いを抜きにしたって、自分たちがただの親友というだけの関係であったとしても、キム・ジュンミョンという奴は、こういう奴だ。親友との誓いを頑なに守ろうとするような。ギョンス自身はその誓いを守るというよりも、周りの目を気にしてのことだったというのに。
「…ジュンミョン、あの誓い…ベッキョンに告白したことで俺も反故にした。だからもう破棄だ。お前はお前らしく、お前の思うように生きろ。」
抱き寄せていたジュンミョンの背を撫でながら、ギョンスは囁くようにそう言った。
しかしその言葉に、ジュンミョンにギョンスの胸を押した。
「お前は勝手だ。勝手に勘違いして、勝手に俺を縛り付けて、勝手に俺を抱いて。それで今度は思うように生きろ?今度はそうやって勝手に突き放す。本当にお前は勝手で性格が悪い!」
目の前で少し顔を赤くし睨みつけながらジュンミョンは叫ぶように言った。しかしそんなジュンミョンをどこか愛おしいと思った。そして本当に自分はなんて勝手なんだと思った。
「やっぱりお前になんて会いに来なければよかった。お前のことなんて好きにならなければよかった。お前を嫌いになれたらよかったのに…。」
そして少しばかり激高したようなジュンミョンは、またしても叫ぶようにそう言うと、体を起こしギョンスの体をベッドに押し付けてきた。ギョンスはジュンミョンを見上げていた。
「…ジュンミョン…俺を抱いてみるか?」
自然と出た言葉だった。ギョンスに驚きはなかった。しかし自分を見下ろすジュンミョンの目が驚きで見開かれていた。その顔を腕を伸ばし引き寄せた。ギョンスも少し体を浮かせ、ジュンミョンの唇に自分のそれを近づけた。重なった時にはジュンミョンの唇は、もうはっきりと意志を持っていた。罪滅ぼし、という、どこかそんな気持ちもあったのかもしれない。だがもう、ギョンスは流れに身を任せるしかなかった。




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